教科「情報」の免許取得と採用について 2003.6.8更新

平成16年度情報教員採用試験の状況(2003.6.8現在)
平成16年度教員採用要項でで、正規教員の募集として教科「情報」を採用するのは青森県・東京都・埼玉県・静岡県・三重県・兵庫県です。(東京都は、昨年度と同様に 数学か理科の免許状も必要です。)
教科「情報」の専修免許の取得について
 平成15年度までの認定は、平成12年7月1日までに6年以上の教職経験があれば、6単位以上の単位を大学院で取得すれば専修免許の取得が可能です。 (実際に教えた教科のみの認定。)平成14年度より開校する放送大学院等http://www.u-air.ac.jp/tsusin/でも単位の取得は可能です。しかし、平成16年度 以降の認定は、3年以上の教職経験で、15単位以上の単位を大学院で取得する必要があります。教科「情報」は、平成15年度以降に始まるので、3年間情報を教えた後 に大学院での単位が15単位上あれば専修免許の取得が可能です。大学院での単位の内容については、専門に関する科目・教職に関する科目のいずれでも可能です。 但し、各都道府県で差がありますので、都道府県の教育委員会に問い合わせる必要があります。そうすると、現職の先生で教科「情報」の専修免許をすみやかに取得したい場合は、 場合は、すでに専修免許を取得した教科ある場合は、放送大学院等で24単位取得すると情報の専修免許を取得できます。 詳しくは、放送大学院情報交換ページをご覧ください。

通信制の情報専修免許取得可能な全国で唯一の 東亜大学大学院総合学術総合学術研究科情報処理工学専攻があるようです 。授業料はかなり高いらしようですが。
平成14年度高等学校教員資格認定試験の日程発表
文部科学省より、平成14年度高等学校教員資格認定試験 の日程の発表がありました。申し込みは、6/17〜7/1の期間です。
当面、認定試験は来年度以降実施しない予定だそうです。現職教職員講習会も今年度が最後と言うことで、来年度以降の教科「情報」の 免許取得は、大学での単位取得のみとなります。
平成15年度情報教員採用試験の状況は?
5月1日現在で、平成15年度教員採用要項で、採用教科の内容が確認できた都道府県は、青森・茨城・鹿児島・神奈川(横浜市含む)・群馬・ 滋賀・静岡・栃木・千葉・長野・山口・徳島・新潟・東京・埼玉です。その中で、正規教員の募集として教科「情報」を採用するのは東京都と埼玉県のみです。滋賀県では、非常勤 講師で、教科「情報」の教員を募集しています。
東京都教育委員会募集要項から
情報・商業・工業・農業合わせて20名募集。情報としては、若干名でしょうか。 「情報で受験を希望する者は、情報以外  に、高等学校の数学又は理科の普通免許状を、  現に有する者又は平成15年4月1日までに確実  に取得できる見込みの者で、情報で採用された場合は、数学又は理科  の授業を担当する場合があります。」と書かれています。情報学科しかない大学の場合は、 理科や数学の免許の取得は難しい状況です。現職教員の数学・理科・商業・工業 が、新教育課程や高校改革で過剰状態であり、過剰人員を情報に振り向けるような 状況ですから、しょうがないとも考えられますが。
●東京・埼玉での採用は
平成15年度の教科「情報」の採用結果は、東京6名、埼玉2名(旧1種有資格者)。(未確認情報ですが)
教科「情報」の免許の取得について

教科「情報」現職教員等講習会を受講する

 平成12年度より各都道府県で、実施されている講習会を受講することで、免許が取得できる。但し基礎免許として、数学・理科・家庭・工業・商業の基礎免許が必要である。講習会の講師は、3月に実施される文部省の講習会を受けた者が担当する。神奈川県の場合は、平成12年度100名、平成13年度380名が受講している。最終年度の平成14年度も昨年度と同程度の受講者が予想される。
現職教員免許講習会日程
日程
1時間目
2時間目
3時間目
4時間目
第1日目
教科教育法
教科教育法 教科教育法 教科教育法
第2日目
教科教育法 教科教育法 職業指導概論 情報化と社会
第3日目
情報化と社会 情報化と社会
情報化と社会
情報化と社会
第4日目
コンピュータ概論 コンピュータ概論
コンピュータ概論
コンピュータ概論
第5日目
情報活用の基礎 情報活用の基礎
情報活用の基礎
情報活用の基礎
第6日目
情報発信の基礎
情報活用の基礎
情報活用の基礎
情報発信の基礎
第7日目
情報発信の基礎
情報発信の基礎
アルゴリズム
情報システム
第8日目
データベース
データベース
アルゴリズム
アルゴリズム
第9日目
情報システム
情報システム
データベース
データベース
第10日目
シミュレーション
シミュレーション
シミュレーション
ネットワーク
第11日目
ネットワーク
ネットワーク
ネットワーク
ネットワーク
第12日目
ネットワーク
ネットワーク
デザイン
デザイン
第13日目
図形と画像
図形と画像
図形と画像
図形と画像
第14日目
マルチメディア
マルチメディア
マルチメディア
総合演習
第15日目
総合演習
総合演習
総合演習
総合演習
神奈川県の場合は、夏休みに実施。平成13年度の講習会は人数が多く、5日目までの日程は、100名以上を大会場に集めて講義を行い、6日目以降は、40名程度を各会場に分散(8会場)して実施した。(緑色は、実習科目。)講師については、文部科学省が実施する指導者研究協議会(3月実施)に一週間参加したものがあたる。講師を現職の教員が行う場合が多く、受講者と兼ねることなる場合がある。欠席につては、実質的に認められていない。毎日受講し、レポートと課題を提出すればほぼ免許を取得できる。最終的には、受講修了証が1月位に届き、都道府県の教育委員会に申請して免許を取得することとなる。
 東京都では、免許取得者については3年間は教科「情報」を教えるようにと縛りをもうけたようである。そのため、平成13年度の受講者の希望が少なかったという話もある。3年後に、教科にもどるかどうか確認するらしい。
平成15年度から正式に教科「情報」が始まった場合、2単位×学級数の持ち時間とすると各学校の配当人数は1名となる。しかし、1名で40人を同時に教えるのはこの教科の場合は、厳しいと考えられる。まだ、TTで実施するかどうか、各都道府県の委員会では決まっていないようである。TTの場合、1人が免許があればもう1人は免許がいらないという文部科学省の見解もあるようだが。
 生徒数の減少や学科の改変で、基礎免許教科の人数が余ってくるのも現実で、新たに新採用で教科「情報」を採用するかどうかは、難しいところがあるのではないか。

通信教育を実施している大学で取得する

 教科「情報」の免許を取得できる大学が増えてきたが、現職教員が取得するには、通信教育でないと難しい。下記の大学の通信教育で取得できる。結構、免許の取得は容易であるらしい。

 北海道情報大学 通信教育部経営情報学部   経営学科・情報学科  
       
 帝京平成大学  情報学部          経営情報学科 通信課程 情報コース 

 仏教大学    社会学部          応用社会学科 情報コース      


■高等学校教員資格認定試験による取得
基礎免許がない、100万円近い支出も厳しいとなれば、 文部科学省が実施している認定試験 を受ける手段がある。平成12年度から教科「情報」も実施されているが、合格率は推定で平成12年度4%、13年度8%狭き門である。現職教員講習会は、 普通教科「情報」レベルで、認定試験は専門教科「情報」レベルと言われている。問題については、 こちらのWeb で紹介されている。


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