不正アクセスによるトラブル
■不正アクセスによるサーバトラブル関係
首相官邸HPなどにサイバー攻撃・大量のデータ送信(2005.02)
首相官邸と内閣官房のコンピューターのサーバーに22日から23日にかけて大量のデータが送信され、3回にわたりホームページ(HP)がほぼ閲覧できない状態になった ことが23日、警察庁サイバーフォースセンターの調べで分かった。海外からのサイバー攻撃とみられ、同センターは引き続き警戒を強めている。 大量のデータを送りつけることでサーバーをダウンさせたり、利用者がアクセスできないようにする「DoS攻撃」と呼ばれる攻撃が行われた。攻撃の発信元や背景は 不明。閲覧しにくい状態になったのは22日午後9時50分ごろから約1時間と、23日の正午過ぎと午後1時過ぎのそれぞれ約5分間。同日夜になっても断続的な攻撃が続いて いるという。同センターでは今後、監視態勢を強化するとともに、攻撃を受けた官邸、内閣官房と連携して攻撃の詳細を分析する。業務妨害事件としても、警視庁が捜 査を始めるものとみられる。
ヨン様狙われた! 公式HPにハッカー侵入(2004.12)
韓国俳優ペ・ヨンジュンの公式ホームページに23日から不正なアクセスが殺到し、同夜にHPが閉鎖される事態に陥った。セキュリティー対策 などに時間がかかるため、再開は早くても年明け以降になるという。このようなサイバー攻撃が一芸能人のサイトに行われるのは極めて珍しい。 HPを運営するヨン様の日本事務所IMXによると、不正アクセスは23日午後、同社のサーバーに対して行われた。特にファンがメッセージなどを書き込むことができる 掲示板には、ヨン様やファンを中傷したり、全く意味をなさない言葉の書き込みが相次いだ。犯人は、サーバー内から登録者のID、パスワードなどの個人情報を盗ん だり改ざんしたほか、登録者になりすまして個人情報を掲示板に書き込んだりしていたという。 同社は24日未明にHPを閉鎖した。現在、被害状況の把握とセキュリティーを検討しているが、万全の対策を取るまではHP再開はできないと判断。 早くても年明け以降になるとみられる。HPの登録数は現在約12万。同社はまたネット上でヨン様写真集などの販売も行っているため、閉鎖期間の損失は 計り知れない。今後、法的措置を取ることも検討している。 同社は「故意的に攻撃されたとはいえ、セキュリティー対策が完ぺきでなかったことに対し、ご利用のみなさまに深くおわび申し上げます」とコメントし、 被害に遭った人に報告(fan@brokore.com)を求めている。
大阪府にサイバー攻撃、HPは2時間20分接続困難(2004.11)
 大阪府のサーバーコンピューターが9日午後、インターネットを通じて大量のデータを送信する「サイバー攻撃」を受け、2時間20分にわたって、 府のホームページがつながりにくくなった。データ破壊などの被害はなく、府は悪質ないたずらとみている。府によると、不正な接続要求が午後2時45分ごろから、 2秒に1回のペースで始まった。府は、1度に受けられる接続数を約3倍に広げ、要求だけで実際の接続がない場合に短時間で切断する対策をとったが、 ホームページにつながらない状態が断続的に続いた。攻撃は約4000回を数え、午後5時5分ごろに終了。送信元を示す「IPアドレス」は異なっていたが、 同じ送信者によって偽装されていたとみられる。府がサイバー攻撃を受けたのは初めて。公的機関を狙ったサイバー攻撃では、今年8月、首相官邸など8つの政府 機関のホームページが接続不良となった。
「キーロガー」で口座情報入手、36万円詐取の疑い(2004.11)
「キーロガー」と呼ばれるパソコンの入力情報を記録するソフトで他人の銀行口座情報を不正に入手し、現金を引き出したとし て、警視庁は、東京都三鷹市の容疑者を不正アクセス禁止法違反と電子計算機使用詐欺の疑いで逮捕した。4日発表した。 ハイテク犯罪対策総合センターと玉川署の調べでは、容疑者は6月29日から7月2日にかけて計5回、インターネットバン キングを利用して埼玉県川口市の男性会社員の銀行口座に不正に侵入。約36万円を他人名義の口座に送金してだまし取っ た疑い。侵入に使った口座番号やパスワードなどは東京・六本木のネット喫茶のパソコンにキーロガーを仕掛けて入手していた。キーロ ガーはネット上で2000円で購入し、六本木のほか吉祥寺のネット喫茶にも仕掛けたという。ほかに数個の銀行口座と、ヤフーの オークションで使うID約85件の情報を不正に入手、一部は販売して約160万円稼いだと話しており、同センターで調べてい る。
中国ハッカー集団、日本へ大規模攻撃(2004.8)
6日付の香港紙「文匯報」は、中国のハッカー(黒客)が1900人あまりからなる組織を結成して、日本の靖国神社や一部の官公庁など、 約200か所のインターネットのホームページ(HP)を狙い、大規模なサイバー攻撃を始めたと報じた。 関係者によると、今回のハッカー組織は、中国、台湾、香港、海外華人などで構成。「侵入組」「攻撃組」「安全組」などの組織に分かれ、 日本だけではなく、台湾の官公庁HPも攻撃している。 今回の大規模なサイバー攻撃の作戦名は、「中国黒客八一反撃戦」としているらしい。同紙は、沖縄・尖閣諸島(中国名・釣魚島)の日本領有に 反対する中国の民間団体「中国民間保釣(釣魚島防衛)連合会」のHPに先月25日に日本のハッカーが侵入して、会員の資料が流出したことなど に対する反撃としている。
他人の無線LAN盗用不正アクセスで逮捕の大学職員(2004.6)
高千穂大学のコンピューターシステムへの不正アクセス事件で逮捕された同大職員が、調布市内の会社役員 が家庭で使っている無線LANに“ただ乗り”して、不正アクセスしていたことが9日、警視庁の調べ でわかった。 パソコン通信で使われる無線LANは、第三者に電波を“盗用”される恐れがあると指摘されていたが、実際に不正アクセスへの 悪用が表面化するのは異例。事態を重視した警視庁は、無線LANの危険性について注意を呼びかける。 調べによると、不正アクセス禁止法違反容疑で逮捕された同大職員は昨年11月下旬、車に積んだパソコ ンを使って、無断使用防止対策が講じられていない無線LAN用電波を物色。 東京・調布市の住宅街で、会社役員宅の電波が無断で使えるのを発見した容疑者は、近くに車を止め、会社役員の無線LAN に“ただ乗り”してインターネットに接続。他人のIDとパスワードを使い、同大のコンピューターシステムにアクセスしたとい う。  警視庁が、同大のコンピューターに残されていたアクセス記録を分析した結果、会社役員の自宅のパソコンが不正アクセスの接続 ポイントの一つだったことが判明。会社役員は同庁の事情聴取に対し「身に覚えがない」と話したため、確認作業を進めた結果、役 員宅の家庭用無線LANがただ乗りされていたことがわかった。
厚労省など3省関連のHPで相次ぎハッカー被害(2004.6)
厚生労働、国土交通、文部科学各省に関連する団体のホームページ(HP)が、同一犯とみられるハッカーの侵入を受けて相次いで 改ざんされていたことが分かった。  改ざんされていたのは厚労省関連の「学生職業総合支援センター」、国交省福島河川国道事務所、文科省所管の独立行政法人「国立 大学財務・経営センター」がそれぞれ管理するHP。いずれも5日に改ざんされており、外国人風の男の写真を張り付け、英語で書き 込みが行われていた。3省はHPを閉鎖するとともに、侵入経路を調べている。
警察大学校参事が知人女性のメール盗み見 (2004.5)
 以前の勤務先のパソコンに不正侵入し、知人の女性のメールを盗み見たとして、警視庁は25日、警察大学校の参事を不正アクセス禁止法違反の疑いで書類送検し た。警察庁は同日、参事を減給100分の10、1か月の処分にした。参事は依願退職した。 調べによると、参事は昨年12月13日と15日の2度にわたり、自宅のパソコンから、出向していた東京都内の財団法人が管理するコンピューターに不正侵入し、同僚だった 40歳代の女性のメールを盗み見た疑い。侵入には女性のIDやパスワードを使っていた。 警察庁によると、参事は、女性のIDやパスワードの一部を知っており、侵入のために接続作業を繰り返したという。田中参事は「出向中に女性とトラブルがあり、自分がどう 言われているか気になっていた」と話している。
三井住友カードの業務委託先サーバーに不正侵入見つかる (2004.3)
カード大手の三井住友カードは10日、業務委託先のコンピューターのサーバーに不正侵入が見つかったと 発表した。カードを発行するための入会申込書を、インターネット経由で仮作成するシステムが2月2日に ダウンしたため、専門の業者に依頼して接続履歴である「ログ」などを調べた結果、1月2日と2月2日の 2回、不正侵入されていたことが分かった。 このサーバーには、約7600人分の住所、氏名、電話番号、勤務先などの個人情報が保存されていたが、 それを持ち出した形跡は確認されていない、としている。委託していたのは、航空会社系など提携先3社で 計4種類のカード発行手続きの一部。別のサーバーを使ってサービスを継続してきたが、さらなる不正侵入と 攻撃の対象となる可能性があるため、サービスを10日から停止した。
JALビジネスサーバーに不正侵入、情報漏れた可能性も (2004.3)
JALグループの人材派遣会社「JALビジネス」は、サーバーが外部からの不正侵入を受けたとして、同社のホームページの運用を停止した。4日、明ら かにした。顧客や個人情報が外部に漏れた可能性もあるとしている。 このサーバーには、01年7月から04年2月までの間に、ホームページを通じて派遣や職業紹介の仮登録をした人と、 企業からの紹介申し込み情報などが保存されている。
SCOサイト、MyDoom感染PCの一斉攻撃でダウン(2004.2)
米SCO GroupのWebサイトは2月1日、コンピュータウイルスのMyDoomによって引き起こされた大型のサービス妨害(DoS)攻撃によってダウンした。 この攻撃は2月12日まで続くとみられる。 SCOによると、同社のWebサイトはデータの大洪水に見舞われ「完全に利用できなくなった」。1月31日夜に始まった攻撃は、 2月1日朝までに同サイトに膨大な量のリクエストを送り込んだという。 「世界数十万台に感染したとみられるMyDoomウイルスによって引き起こされたこの大規模攻撃は、現在、インターネットをwww.sco.comへのリクエストで 溢れかえらせている」とSCOのITディレクター、ジェフ・カーロン氏は声明の中で述べている。 SCOは自社のサイトにこの声明を掲載したが、米太平洋標準時1日午前7時時点で同社サイトはアクセス不能。SCO広報担当のブレーク・ストーウェル氏は、 米ユタ州の自宅で声明を読み上げた。 感染PCは世界標準時午後4時9分(米太平洋標準時午前8時9分)にSCOのメインのWebサイトに大量のデータを送信し始めるはずだったが、 インターネットパフォーマンスの計測に当たっているNetcraftによると、SCOのサイトはこの予定時刻の16時間前からほぼアクセス不能となった。 これは、感染PCの多くで時計の設定が間違っているためと考えられる。 一方、MyDoomの亜種の「MyDoom.B」は、2月3日にMicrosoftのメインのWebサイトを狙った攻撃を仕掛けるものと予想されている。 ただしSymantecのシニアディレクター、ビンセント・ウィーファー氏は、亜種Bはあまり広まっていないため、これに感染したコンピュータが Microsoftに対して仕掛ける攻撃は、さほど大きなものにはならないだろうとしている。
●著作権協サイト、別の2人も京大研究員と同手法で侵入(2004.2)
コンピュータソフトウェア著作権協会のインターネットサイトから利用者の個人情報が引き出された事件で、京都大学の研究員を不正アクセス禁止法違反などの疑いで 逮捕と同じ手法で、別の2人が同協会のサイトに侵入していた疑いのあることがわかった。警視庁は、同法違反の疑いがあるとみて捜査している。 ハイテク犯罪対策総合センターの調べなどでは、容疑者は昨年11月8日夜、東京都渋谷区で開かれたネットの安全対策担当者やハッカーの集会で、 参加者二百数十人に侵入方法を具体的に紹介した。さらに協会のサイトに相談を寄せた数人の氏名や住所、相談内容などの個人情報を会場のスクリーンに映し出した。 警視庁は、2人もこの集会に参加していたとみている。 容疑者は8日夜、協会にサイトの欠陥を指摘。協会は翌9日午後にサイトの一部を閉鎖した。不正侵入の疑いが持たれている2人は、 閉鎖の前にサイトに入ったとみられる。侵入経路の特定を防ぐためか、国内から、アメリカやポーランド、リトアニアにあるサーバーを経由して接続していたという。 警視庁が、協会サイトのサーバーへの接続記録を調べたところ、2人がそれぞれ侵入していたことが判明した。 一方、協会によると、この集会で公表された個人情報が先月27日夜、ネットの匿名掲示板に掲載された。気付いた協会がこの掲示板を扱うプロバイダーに削除を求め、 28日夕方には削除された。 集会の会場にはサーバーが置かれ、河合容疑者が公表した個人情報を自由にダウンロードして入手できる状態だったという。 集会の参加者が自分のパソコンに保存し、ネット上に流したとみられる。
●CGIの欠陥突き情報引き出した京大研究員逮捕 警視庁(2004.2)
文化庁所管の著作権保護団体のインターネットサイトから昨年11月、利用者約1200人分の個人情報が引き出され、一部が公 表された問題で、警視庁は4日、京都大学の研究員を不正アクセス禁止法違反と 威力業務妨害の疑いで逮捕した。河合容疑者は調べに「サーバー内に侵入して情報を引き出した」と話しているが、不正行為と認識 していたかについては供述していないという。 ハイテク犯罪対策総合センターの調べでは、容疑者は昨年11月6〜8日、社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会 のサイトのサーバーに不正に接続し、ネット上で同協会に相談を寄せた約1200人分の氏名や住所、相談内容な どを引き出した疑い。 さらに同月8日、都内で開かれたネットの安全対策担当者やハッカーの集会で、参加者約200人に接続方法を公開し、協会にも 接続したことをメールで通知した。そのうえで、サイトの一部の閉鎖を余儀なくさせ、協会の業務を妨げたとされる。 このサイトは情報を読み出したり書き込んだりするために、「CGIプログラム」と呼ばれる汎用プログラムが使わ れていた。容疑者はこのプログラムの欠陥を突き、サーバー内の非公開の領域に保存されている情報を引き出したという。 容疑者は昨年12月、朝日新聞社の取材に「(サイトの安全性について)警鐘を鳴らそうとした。このプログラムにはもとも と外部からの侵入を防ぐ仕組みがなく、不正アクセスに当たらない」と話していた。だが警視庁は、サーバーには外部からの利用を 制御する機能があり、河合容疑者の行為は、指令を送ってこの制御を免れる不正なアクセス行為と判断した。 容疑者は「office」と名乗り、首相官邸や総務省、都市銀行のサイトを調べては、安全対策の「欠陥」を専門誌などで 公表してきた。
●文部科学省HP改ざん(2003.12)
文部科学省の統計データ収集専用ホームページ(HP)が不正アクセスを受け、トップページの内容が日本政府を批判するような 英文に書き換えられていたことが25日、分かった。文科省によると、各都道府県の統計担当者らが調査結果のデータを同省に報告する 「電子調査票収集システム」のHPで、一般には公開されていない。 最初のページの文章が自衛隊のイラク派遣を批判するかのような英文に書き換えられていた。ミイラのようなイラストも描き加え てあったという。各省庁のHPを監視している内閣官房情報セキュリティー対策推進室が23日午前、書き換えに気付いた。19日深夜にアクセス を受け、パスワードが必要なデータ入力画面には侵入されていないとみられる。
●33か国のHP改ざん(2003.10)
 京都大学医学部付属病院のコンピューターに不正アクセスし、研究機関のホームページなどの掲載内容を書き換えたとし て、警視庁ハイテク犯罪対策総合センターは31日までに、栃木県内に住むブラジル国籍の少年を不正アクセス禁止法と電 子計算機損壊等業務妨害の疑いで逮捕した。少年は、国際的ハッカーグループのメンバーで、グループは世界33か国で1000件以上のHPを 書き換えたとみられている。調べに対し、「ハッカーの技術を誇示すれば、大企業に雇ってもらえると思った」と供述している。  調べによると、少年は今年7月10日、自宅のパソコンから京都市内の京大医学部付属病院のサーバーに不正アクセスして、同病 院の高次脳機能総合研究センターのHPを、「連続殺人鬼、ここに参上」などという意味の英文に書き換えたほか、昨年9月9、 10日には、都内の私立高校とコンピューターサービス会社のHPもそれぞれ書き換えた疑い。  少年は「CYBERLORDS(電脳支配者)」と名乗るハッカーグループの1人。このグループは、ハッカー専用ホームページ を通じて知り合ったアメリカ、ブラジル人ら8人が昨年暮れに結成。コンピューターに対する攻撃プログラムやHPの弱点などの情 報を互いに交換しながら、世界中のHPに手当たり次第に攻撃していた。  ハッカーたちは、不正アクセスやHP改ざんの“実績”をネット上に公表して競い合っており、同グループは、33か国で 1000件以上のHPを攻撃した実績を誇示していた。また今年3月、韓国内のHP約60件を一気に荒らしたことから、世界の ハッカーの間で、その名を知られるようになった。  今年6月上旬、メンバーの1人が日本にいるとの情報を得た韓国捜査当局が国際刑事警察機構(ICPO)を通じて、警視庁に捜 査協力を依頼してきた。 その後の警視庁の調べで、少年が、改ざんしたホームページを掲示板に載せたり、ネット上で改ざんを自慢していたことが発覚。 この自慢話の内容から、国内の被害団体を割り出した警視庁は、パソコンに残された記録の分析で、派遣会社の社員として働いてい た少年の犯行を突き止めたという。
●高校生が23カ国のWebを改竄(2003.6.10)
警視庁ハイテク犯罪対策総合センターと愛宕署は10日、インターネットを通じて世界 23カ国140件のホームページ(HP)を改ざんしたとして、静岡県浜松市の私立高1年の 男子(15)を不正アクセス禁止法違反容疑で東京地検に書類送検した。 高校生はHPに、イラク戦争に反対する文言を勝手に入れており、「アメリカが一方的に 行った戦争に反省を促そうとした」と供述しているという。 調べでは、高校生は3月28日午後、自宅のパソコンから東京都世田谷区内のサーバーコンピューターに不正にアクセスし、HP上のデータに「stop the  war」などの書き込みをした疑い。高校生は英国や米国、日本のセキュリティー関連会社や教育機関のHP上のデータに同じような書き込みを繰り返していたという。 高校生は昨年11月初旬から自宅のパソコンを使って世界中への不正アクセスを始め、今年4月初旬まで計140件の改ざんを繰り返していたが、ほとんどがイラク戦争開戦後に 行っていた。改ざん後には、人気漫画「GTO」からとった自らのハンドルネームを残していた。高校生は「ゲーム感覚でやっていた。世界中のハッカーに自慢するために やった」と話しているという。
●Slammerワームで、ネットが麻痺(2003.1.25)
韓国で25日午後、インターネット網がダウンし、全国でほとんどの有線・無線のインターネット・サービスが受けられなくなった。KT(旧韓国通信)は ハッカーによる攻撃の可能性が高いとみている。 韓国は高速ネットの加入者数が昨年末に1000万人を突破したネット大国。25日は土曜日で、ほとんどの大企業が休みのためビジネスには大きな影響はなかったもようだ。 しかし、ネットを使ったショッピングや銀行業務の利用者が多く、市民生活に影響が出た。 KTによると、25日午後2時44分ごろに、全国のネット網を制御するメーンサーバーに大量の異常なデータが送られてきた。このため、自動的に防御プログラムが作動、 ネット網を遮断した。KTは補助サーバーを使い、一時間後にサービスは復旧したとしている。全国でネットにつながりにくい状態は同日夜も続いている。 さらに、ハナロ通信やトゥルーネットなどほかの接続業者のメーンサーバーにも同様の大量のデータが送られ、システムがダウンした。
UDP/1434ポートへの大量のトラフィックを発生させ、国内外のネットワークに深刻な影響を与えた、その犯人が明らかになった。
1月25日夜、複数のセキュリティ関連企業が相次いでアドバイザリを発行し、「Slammer」と呼ばれる新種のワームについて警告したSlammerは、 マイクロソフトのSQL Server 2000に感染するワームだ。Microsoft Office 2000/Access 2000の「SQL Server 2000 Desktop Engine(MSDE 2000)」にも 影響を与えるが、このエンジンは別途専用プログラムを用いない限り、デフォルトではインストールされない。 Slammerは、昨年7月に報告された「解決サービスのバッファオーバーフローに関するセキュリティホール(MS02-039)」を悪用するもので、1月25日午後2時過ぎより 急速に感染、拡散した。ただし26日に入るころには、収束に向かっている。 一般的なウイルスの挙動とはやや異なり、Slammerが、感染した対象に破壊的なダメージを与えることはない。代わりに、新たなターゲットを探す際に大量のトラフィック を発生させ、ネットワークのパフォーマンスに深刻なダメージを与える。 対策方法は、大きく分けて2つある。まずはネットワークの出入り口部分でのフィルタリングだ。ルータ、もしくはファイアウォールなどの設定を変更し、 外部からUDP/1434および1433ポートへのアクセスは遮断する。 もう1つは、SQL Server 2000、もしくはMSDE 2000を利用している場合だが、セキュリティパッチの適用状況を確認し、MS02-039のセキュリティホールが塞がれてい るかどうかを確認する。もしパッチが適用されていなければ、速やかにパッチをダウンロードして適用すべきだ(先日公開されたばかりのSQL Server 2000 Service Pack 3にも含まれており、こちらのほうが望ましい)。 なおSlammerは、メモリに感染するだけなので、システムをリブートすれば取り除くことはできる。しかしそのまま再起動するだけでは、またもやSlammerの餌食になる ことは言うまでもない。 Slammerはいったん感染すると、Windows内部のAPI関数を利用してランダムなIPアドレスを生成し、そのUDP/1434ポートに、自分自身を繰り返し送りつける。 この結果、「数百万にも上る大量のUDP/IPインターネットトラフィックを発生させ」(ISS X-Forceのアドバイザリ)、ネットワークを機能不全状態に追い込んだ。 発生したのが土曜日の午後(米国では金曜日夜から土曜日にかけて)というタイミングだったことも、一因として考えられるだろう。 しかしSlammer自体には、不正侵入のための裏口となるバックドアや、DoS(サービス拒否)攻撃のゾンビとなる機能は含まれていない。だが、常軌を逸したレベルの トラフィックをランダムに送りつけたため、大規模なDoS攻撃が起こる結果となった。 しかもSlammerは、既知のセキュリティホールを悪用しているだけで、電子メールの添付ファイルを通じての感染もなければ、Webサーバのセキュリティホールの悪用など 、複数の感染経路を組み合わせているわけでもない。ランダムにターゲットを探し出し、感染可能なホストが見つかればそれを悪用するだけ。 かつて大規模な被害を与えた、CodeRedやNimdaといった「複合型の脅威」に比べると、実に単純な感染方法だ。それでもこのワームは、 日本のみならず北米、アジアなど、全世界的に影響を与えた。
●英ハッカー、米国防総省など90カ所荒らす (2002.11.15)
米国防総省や米航空宇宙局(NASA)のコンピューターが、1人の英国人ハッカーに次々に荒らされていたことが分かった。 米連邦司法当局は12日、この英国人を告発した。軍施設のネットワークが一時的にまひした例もあり、サイバーテロ対策の不備を批判する声も上がっている。 告発されたのはロンドン在住のコンピューター技術者(36)。今年3月までの1年間、米14州の陸海空軍や政府機関、大学、企業など90カ所を超える施設 のコンピューターに侵入した。被害総額は約90万ドル(約1億900万円)にのぼる。 昨年9月の同時多発テロ直後にはニュージャージー州にある海軍の武器調達施設のコンピューターに侵入し、ネットワークを1週間、使用不能にした。 完全復旧に1カ月かかったという。 いずれの施設でも機密情報は無事だった模様だ。しかし、パスワードが大量に盗まれたり、重要ファイルが廃棄されたりしており、 米国の主要メディアは「安全保障にかかわる深刻な事態だ」と報道している。 マクナルティ連邦検事は、この技術者の身柄の引き渡しを英政府に求める方針を示唆した。米司法当局がコンピューター犯罪で身柄引き渡しを要求するのは異例だ。
●海外からの大量迷惑メールで送受信障害 (2002.11.15)
 東急グループのイッツ・コミュニケーションズの運営するプロバイダー「iTSCOM.net」のサーバーが、海外から発信された大量の宛先不明の迷惑 メールを受けて負荷がかかり、遅延などの障害が起きていることが6日分かった。同社で復旧作業を続けている。同社のサーバーが海外から攻撃を受け たことはこれまでなく、国内のISPに対する新手の攻撃とみられる。 障害が起きているのは個人向けサービス「iTSCOM 246」。同社によると、5日午前9時半ごろから、宛先不明の迷惑メールが同社のサーバーに対して 大量に返送されるようになった。調べたところ、メールはポーランドやルーマニアなど海外から送られてきたものだが、送り元を同社の名前に装っているため、 宛先不明のまま、同社に返信されていた。 メールは6日午後5時現在も継続的に返送されており、延べ13万通に上る。メールは英文でイベントのお知らせやニュースなど、100種類以上も異なる内容になっている。 同社ではメールを削除しているが、サーバーに負荷がかかり「@246.ne.jp」のメールアドレスの利用ユーザーがメールを送受信する際に遅延が起き、 場合によってはメール送信時にエラーがでることもある。「iTSCOM 246」のユーザーは約2万3000人で、うち半数のユーザーに影響が出ている。
●つくば市のサーバーから2000人にウイルスメール配信 (2002.11)
茨城県つくば市の広報などをメールで配信するサーバーに、ウイルス付きのメールが送りつけられ、登録者約2000人にウイルスが送信されたことが11日わかった。 市は登録者におわびのメールを出し、メールを送受信できないようにした。 市情報政策課によると、同日正午過ぎ、登録者からの通報などでわかった。登録者全員にメールを送信する非公開のアドレスあてにウイルスが添付された メールが送信され、サーバーが自動的に登録者全員に送ってしまったという。 ウイルスは「W32.Brid.A@mm」と呼ばれるプログラム。市のサーバーは感染しなかったが、登録者のコンピューターはメールを開くだけで感染し、 アドレス帳にあるあて先に勝手にメールを送りつける可能性があるという。 メールが送りつけられたサーバーは先月末に更新したばかりで、市が自前で管理していた。
●ルートサーバに攻撃 (2002.10.22)
日本時間22日に、ルートサーバ(ドメイン名とIPアドレスを対応させるための情報を提供するネームサーバの最上位に位置するサーバで 世界に13台ある。)が一斉に攻撃を受けた。FBIは、ハッカーによる過去最大規模の攻撃の可能性もあるとして操作を始めた。 約1時間にわたり、通常の30倍〜40倍のデータが一度に送られ、サーバのうち7台が一時的に停止した。アメリカ当局が防御措置を 取ると攻撃が止まったという。他のサーバへの転送措置がとられたため、一般には、影響がなかった。
●NASAにハッカー攻撃? (2002.9)
NASAジェット推進研究所に8月23日に、数百回にも及び不正アクセスをしかけた形跡があり、発信IPより愛知県のケーブルテレビ局キャッチネットワーク に宇宙飛行などの業務に重大な障害が生じる恐れがあったとの警告のメールを送った。ケーブルテレビ局の履歴から、該当する利用者に連絡が取られたが、 全く、身に覚えがないということであった。海外からの、セキュリティーの甘いこの利用者のパソコンを踏み台にして、NASAに不正アクセスしたようである。 他の利用者のパソコンも同様に踏み台にされた形跡があり、海外も含め複数のパソコンを踏み台にしているようで、犯人の特定にいたっていない。 踏み台にされたパソコンは、古いOSを使い常時接続であった。
●WinMXに関連してACCSへの不正アタック? (2002.4)
 2日深夜0時頃,コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)の Webサーバがアクセス集中によりダウンした。 復旧したのは同日午前10時。 10時間にわたって,ACCSのWebサイトはアクセス不能になった。 ACCSでは現在,昨晩のアクセス記録の解析を行っており, 「悪意のあるユーザーによる攻撃だと判断された場合には, 電子計算機損壊等威力業務妨害容疑で攻撃者を 被疑者不詳のまま刑事告訴することもあり得る」(ACCS)としている。 ACCSは,「DoS攻撃を受けたかどうかはまだ断定できない」と しているが,ACCSと因縁の関係にある掲示板の 「ダウンロード板」(通称,ダウソ板)では, 同時間帯,【聖戦】と題したスレッドが立ち, ACCSのWebサイトに対して「F5アタック」を 仕掛けようという祭りが起きていた。
 コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)のホームページに今月初め、DoS攻撃(サービス拒否攻撃)が加えられ、ACCSは刑事告訴を前提にログの解析を進めている。現在ACCSには、攻撃に加わったとする個人らから「遊び半分だった」などと謝罪の連絡が入っているといい、ACCSは「申し出のあったユーザーとは面接して事実関係を確認する。なお問題があれば、来週以降、刑事告訴を行う」としている。
 ACCSによると、ウェブサーバーにアクセスが集中したのは、1日午後10時ごろから。2日午前零時ごろにはサーバーが落ち、ホームページへのアクセスが同日午前10時ごろまでできなくなった。
 このDoS攻撃に対し、ACCSでは「特定の電子掲示板利用者らによる集団的な行為であることが推測される。悪ふざけの域を超えた悪質な犯罪と言わざるを得ない」として、ログを解析し、「電子計算機損壊等威力業務妨害罪(刑法234条の2、5年以下の懲役または100万円以下の罰金)等についての刑事告訴を行い、このような行為に加担した者に対する厳罰を強く求める」との方針を3日夜、ホームページに掲載した。
 同時に「相談や弁明などがある場合にはご連絡下さい」とも掲載したところ、直後から謝罪などのメールや電話が入っているという。
 ACCSによると、DoS攻撃の始まる直前に、ネット上に「ACCSがファイル交換ソフトの利用者を新たに告発する」などの内容の偽の情報が流れた。ACCSでは、この偽情報が電子掲示板の利用者を刺激したのではないかとみている。
●和歌山県警のメールサーバダウン(2002.4)
 和歌山県警で、18日、県警への相談メールを確認しよとしたところ、メールサーバがダウンしており利用できなくなっていた。和歌山県警のサーバに大量の情報を含む不正メールが送られ、電子メールの送受信機能がダウンしたようだ。何者かが故意にメール機能を停止させようとしたとみて威力業務妨害容疑で捜査を始めた。県警はHPを19日から閉鎖、復旧には2―3週間かかる見込み。警察のHPが不正アクセスでダウンしたのは全国でも初めてらしい。
●「迷惑メール」110番も悲鳴 東北の3県警(2002.1)
 耳や言葉の不自由な人が通報する「メール110番」が、出会い系サイトなどの「迷惑メール」に悩まされている。東北で運用している宮城、山形、秋田の3県警のうち、山形は迷惑メールのあまりの多さに、インターネット経由のメール110番の“閉鎖”に追い込まれた。秋田でも迷惑メールの件数が急増中だが、やめるわけにいかず、頭を抱えている。導入間もない宮城ではまだ影響がないが、いずれ同じ事態になりかねない。「本当に必要としている人だけに使ってほしい」(山形県警)と開設したメール110番が、迷惑メールの洪水にあえいでいる。

■Webへの不正アクセス
● スパイウエアでID入手、企業口座から詐取の男逮捕(2005.11)
不正に入手した企業のインターネット決済用のID、パスワードを使い、約21万円を勝手に自分の口座に移したとして、警視庁ハイテク犯罪対策 総合センターは10日までに、不正アクセス禁止法違反と電子計算機使用詐欺の疑いで、千葉市若葉区、無職容疑者(34)を逮捕した。容疑者はパソ コン内の情報を収集するソフト「スパイウエア」を使用。被害総額は計10社、総額1140万円に上るとみられ、警視庁はネット決済を利用する企業に CD―ROMが送りつけられ、第三者の口座に現金が振り込まれた事件との関連も調べる。調べでは、容疑者は6月下旬、ジャパンネット銀行に口 座を持つ川崎市の貴金属販売会社にスパイウエアをメールで送り付け、IDやパスワードを不正に入手。7月1日に同社の口座から約21万円を自分の 口座に送金した疑い。警視庁は、みずほ銀行など4金融機関に口座を開設した計10社から容疑者側に送金があった記録を確認しているという。
● フィッシング事件、初摘発=偽ヤフー作成の会社員逮捕−著作権法違反など (2005.6)
銀行や企業などのホームページ(HP)に似せた偽HPを使い、個人情報を入手するフィッシングで、インターネットサービス会社 「ヤフー」のHPを勝手に複製し、会員のパスワードを入手したなどとして、警視庁ハイテク犯罪対策総合センターと戸塚署は13日、 著作権法違反と不正アクセス禁止法違反の容疑で大阪市コンピューターシステム管理会社社員を逮捕した。同センターによると、フィッシ ング事件の摘発は全国で初めてという。
  ●ネット犯罪予防ビデオ主演の女子高生、不正アクセス容疑 (2004.4)
 インターネット犯罪防止を訴えた警察庁監修のPRビデオに主演したタレントの女子高校生(16)が、ビデオ出演後に他人のホー ムページに侵入したとされ、不正アクセス禁止法違反容疑で警視庁から取り調べを受けていることが分かった。警察庁は2月に全国の 警察本部などに配布した約1万本のビデオを回収する予定だ。  「虚構の闇を追え」と題されたビデオ(30分)で、警察の活動を国民にPRする警察庁所管の財団法人警察協会が、昨年12月に 作製した。  ビデオでは違法サイトから音楽をダウンロードする違法性などがドラマ仕立てで訴えられる。少女はネット犯罪を取り締まる警察官 のめいの役で登場。うっかりと違法サイトを試すようになり、警察官から事情聴取されるという設定だ。  女子高校生は昨年12月の撮影後、友人の男性が自分の悪口をネットの掲示板に書き込んでいることを知り、友人の女性2人と、男 性の音楽バンドのホームページに不正アクセスし、書き込みをしたという。  男性から届けを受けた警視庁から今年3月、「本物」の聴取を受けたという。書類送検される予定だ。警察庁は「残念としかいいよ うがありません」としている。
●専門学校生、航空券予約システムに不正侵入(2003.9)
 警視庁は26日、東京都江戸川区専門学校生の容疑者を電磁的記録不正作出・供用の疑いで逮捕した、と発表した。自分が通う、客室乗務員などを養成する専門学校に 置かれた航空券の予約端末を使い、他人の予約情報を入手していたという。 ハイテク犯罪対策総合センターの調べでは、容疑者は6月4日から7月14日にかけ、埼玉県の会社役員の女性が予約した日本航空の航空券を勝手に取り消したり、 新たに予約したりした疑い。女性と面識はなかったが「航空雑誌に投稿している女性を知り、嫌がらせしようと思った」と供述しているという。 容疑者は予約・発券の専用システム「AXESS」の端末を使って、女性のクレジットカード番号や予約番号を知り、学校や自分のパソコンから取り消しなどを入力 していた。「授業で講師が入力している様子を見て、端末のパスワードを知った。端末は自由に使えた」と話しているという。 AXESSは航空会社や旅行会社が加盟する国内最大の予約・発券オンラインシステム。学校には学生に操作方法を教えるために58台の端末があった。 学校側は「講師用のパスワードは厳重に管理していたはずで驚いている」と話した。 今回の事件を受けてAXESSを運用する日本航空の子会社は、端末を貸与している全国45の専門学校に対し、乗客の予約情報に接続できるパスワードの発行をやめた。
●北日本銀Web改ざん(2003.3)
 北日本銀行のホームページが改ざんされ、反戦メッセージなどに書き換えられていたことが、一日までに分かった。 書き換えられていたのは、同銀行サイトのトップページ。黒の背景にロボットのような絵が描かれ、英語で「ブッシュは戦争をやめろ」、 「ブラジル」などと書かれ、ポルトガル語の単語などもあったという。  先月29日午前十時半ごろ、行員が気付き、同日午後一時までに復旧した。インターネットバンキングやモバイルバンキングは別システムのため、 個人情報などの被害はないという。
●オンラインゲーム「リネージュ」に中3が不正アクセス(2003.2)
世界的に人気のあるオンラインゲーム「リネージュ」に不正アクセスしたとして、神奈川県警南署などは25日、川崎市の中学3年男子生徒を 不正アクセス禁止法違反の疑いで横浜地検に書類送検した。調べによると、男子生徒は昨年12月中旬、川崎市内の友人宅で、別の友人の中学生の IDとパスワードをパソコンに入力し、東京・目黒区内のゲーム配信会社に1回、不正にアクセスした疑い。IDとパスワードは、別の機会に、中学生が独り言 で言ったのを近くで聞いて知ったらしい。リネージュは、インターネット上の多人数参加型のロールプレイングゲーム。配信会社に登録した会員はそれぞれのキ ャラクター(登場人物)を操作し、冒険したり敵と戦ったりする。1998年に韓国で登場して以来、世界で約600万人、日本国内では約30万人の利用者が いるといい、キャラクターの装備は、ネットオークションで数万から数十万円で売買されることもあるという。男子生徒は、中学生がネット上で持つキャラクタ ーが備えていた7点の武器が欲しくなり、アクセス後、勝手に自分のキャラクターに移動させたという。
●解雇逆恨みで会社Web改竄(2002.12)
警視庁ハイテク犯罪対策総合センターと久松署は6日までに、不正アクセス禁止法 違反と私電磁的記録不正作出などの疑いで埼玉県の無職容疑者を逮捕した。 調べでは、容疑者は9月24日、コンピューターサービス会社(大阪市)のサーバ ーに不正アクセスし、同サーバー内にある以前勤務していた都内の絵画販売会社の ホームページ管理用のパスワードを勝手に変更したほか、HPの一部を書き 換えたり、約100人の顧客情報をのぞき見るなどした疑い。 容疑者は同月20日、職務怠慢を理由に事実上解雇されており、会社に対する 逆恨みが動機とみて調べている。 桑原容疑者は在職中、HPの管理担当でアクセス用のパスワードを知っていたという。
●愛知の学校のWeb改竄(2002.10)
 愛知、徳島、宮城などで地方自治体や小学校のコンピュータに何者かが侵入し、ホームページが書き換えられる被害が相次いでいる。 24日までに、計8件の被害が確認されており、一部の小学校では対策がとられていないため、児童や保護者の個人情報が流出する可能性もある。 被害者側のIPアドレスが比較的近接しており、小学校や自治体を狙ったものではなく、機械的にセキュリティホールを 探したものとみられる。 ホームページを公開するためのサーバーはいずれも学校内に設置され、同じサーバーで、校内LAN(情報通信網)を運用しているところもある。 パソコンに詳しい先生が管理・運用を担当し、トラブルが発生した場合だけ専門業者を呼ぶ。 専門業者によるサーバーの監視や、定期的なセキュリティーチェックは行っていないという
●ネットバンクへの不正アクセス(2002.5)
インターネットバンクを利用し、銀行のサーバーに不正アクセスし370万円を不正に取得したとして、31才の男性が逮捕された。容疑としては、 不正アクセス禁止法・私電磁気的記録不正作出等の容疑である。人材派遣会社から派遣されこの銀行に勤務しており、顧客データを取得しその データをもとにアクセスし、知人の銀行口座に振り込みして370万円を取得した。顧客の4桁の暗証番号が生年月日を使ったものがあり、簡単に パスワードを使えたようである。
●マット死事件の実名書き込み(2002.3)
 山形県新庄市のマット死事件で逮捕・補導され、19日の山形地裁判決で“無罪”となった元生徒7人の実名などの個人情報が、同県内の観光案内ホームページ(HP)の掲示板に相次いで書き込まれていた。、HPを管理・運営する最上広域市町村圏事務組合(理事長=高橋栄一郎・新庄市長)は20日、HPをいったん閉鎖した。同組合によると、書き込みが始まったのは、マット死事件の損害賠償訴訟の判決が出された約2時間後の19日午後3時26分ごろから。マット死事件の被告だと明示したうえで、7人の実名、住所、電話番号などが書き込まれた。この日は同6時半までに、中傷も含め計10件の書き込みがあり、同組合の担当者がその都度、削除したが、作業が追い付かないため、回線を一時遮断した。
 その後、2chに、実名・住所・電話番号がいくつかの掲示板に書き込まれていた。
●不正アクセスで学生逮捕(2002.2)
コンピューターハッキングの典型的な手口で、東京都内のインターネットプロバイダーのコンピューターに侵入したとして、滋賀県警と警視庁の合同捜査本部は八日、不正アクセス禁止法違反の疑いで、静岡県の国立大学三年生の容疑者を逮捕した。この手口での摘発は全国で初めて。調べでは、容疑者は昨年8月28日から9月4日にかけて計9回、自宅のパソコンから東京都千代田区内のプロバイダーのコンピューターに、特殊なプログラムで想定以上のデータを送って誤作動させ、そのすきにコンピューター管理者になりかわる「バッファ・オーバーフロー攻撃」という方法で、不正にアクセスした疑い。
昨年八月下旬、滋賀県内のプロバイダーのホームページに、「このHPを乗っ取った」などと英語で書き込まれる事件があり、東京都内のプロバイダーのコンピューターから不正アクセスされていたことを、滋賀県警が突き止めた。県警は電子計算機損壊等業務妨害などの疑いでも調べている。容疑者は「コンピューターセキュリティーの弱点を探すことに興味があった」と容疑を認めているという。

●宇宙事業団へ不正アクセス(2002.2)

 宇宙開発事業団が2005年に打ち上げる超高速インターネット衛星をめぐり、衛星メーカー大手NTスペースシステムの社員が、事業団のコンピューターに不正侵入し、機密情報を入手していたことが13日明らかになった。事業団は、同社に対し1か月間の指名停止処分を下すとともに、調査チームを発足させ、侵入を可能にした原因の解明と対応策の検討に乗り出した。事業団によると、不正アクセスが行われたのは、昨年12月12日。超高速インターネット衛星は、NTスペースシステムとライバルのM電機が分担受注しており、共に事業団の情報システムを利用していたが、他社が扱う部分の情報は見られない仕組みになっていた。しかし、システム社の社員の1人が、M電機側のパスワードを推測し、同社と事業団の担当者しかアクセスできない部分に不正侵入した。この部分には衛星部品の技術評価をした文書などが収められており、M電機にとっては重要な機密情報。この社員は、これらの情報を盗み見るとともに、不正にアクセスできることを、メールで複数の関係者に知らせたため、翌13日に不正アクセスが発覚したという。
 超高速インターネット衛星は、光ファイバー並みの速度で通信できる世界最高水準の衛星通信ネットワークの構築を目指して、打ち上げが計画されている

■Webの内容に問題あり
●戸の病院、患者の病状・病歴をHPで無断公開(2004.7)
青森県八戸市立市民病院が心臓疾患の手術を受けた患者の病状や既往歴、心臓を撮影したエックス線写真などの診療情報を、2001年3月から患者の同意書を 得ないまま同病院のホームページ(HP)上に公開していたことが20日、分かった。 病院側は「プライバシー保護の観点から問題があった」として、今月13日に掲載をやめた。今後、該当する患者に謝罪するという。 病院によると、HPには循環器科の医師が「医療関係者向けの教育・研究目的」として、2000年から2003年までに手術を受けた53人の診療情報を掲載。 このうち18人からは「医師が口頭で説明し、同意を得た」としているが、書面での同意は1人もなかった。氏名のイニシャルや性別、年齢のほか、 検査・治療年月日、具体的な疾患部位、病状などが書き込まれていた。 院長は「掲載内容から本人を特定するのは難しいと思うが、プライバシーの保護上、書面で同意を得るべきだった。配慮が足りず、おわびしたい」としている。
●HPに猥褻画像公開(2004.7)
インターネットのHPに、わいせつな画像を公開したとして、大阪府警保安1課と大淀署は14日、東京都の無職容疑者と群馬県の会社員容疑者の 両容疑者をわいせつ物公然陳列の疑いで逮捕したと発表した。投稿されたわいせつ画像を掲載したケースが同容疑で摘発されるのは全国初という。大阪地検 は同日までに両容疑者を起訴した。起訴状などによると、両容疑者はHPの掲示板でわいせつ画像の投稿を呼びかけ、今年1月 中旬から2月下旬にかけて、送信されてきた画像1455枚を保存し、ネット上で閲覧可能な状態にしていた。 今年2月、このHPに自分の裸の写真が掲載されたのを知った大阪市内の女性が府警に相談して発覚。女性の写真は元夫のトラック運転手が離婚の腹いせ に投稿したものだったという。
●警察官わいせつ画像を公開(2004.1)
 インターネットでわいせつ画像を不特定多数の人間に公開していたとして、 札幌西署は21日、香川県警巡査長の容疑者を、わいせつ図画公然陳列の疑いで逮捕した。 調べによると、容疑者は昨年12月3日から4日にかけ、自分のパソコンに記録していたわいせつ画像のデータを、ファイル交換ソフトを使って閲覧できる ようにして、インターネットでアクセスしてきた不特定の人に送信した疑い。 調べに対し、容疑を認めている。
●交際相手の女性の裸の画像を掲載(2003.8)
埼玉県警上尾署は5日、以前交際していた女性の裸の写真をインターネットのホームページで公開したとして、名誉棄損容疑で兵庫県明石市の 容疑者を逮捕した。 調べでは、容疑者は2月下旬から、交際中に撮った埼玉県桶川市の女性の裸の写真など約30枚を自分のホームページで公開した疑い。 容疑者は1992年、大阪市に住んでいた中学2年(当時)の女性と知り合い、約7年間交際した。 女性は撮影を強要されるなどしたため嫌気がさして別れたが、 藤崎容疑者はしつこく交際を迫り、女性は桶川市に転居。容疑者はその後、写真の公開を始めたといい、上尾署は女性に逃げられた腹いせとみて調べている。
●巡査部長少女の猥褻な画像を掲載(2003.7)
ホームページに少女のわいせつな画像を投稿したとして、警視庁少年育成課と中野署は17日、児童買春禁止法違反(児童ポルノ公然陳列)の疑いで、 千葉県警所属の巡査部長を逮捕した。容疑者は「中学生のころから女児の裸に興味があった。同じ趣味の人に見せたかった」 と供述しているという。調べでは、容疑者は1月6日ごろ、他人が開設したHPの掲示板に、少女のわいせつな画像68枚を掲載した疑い。
●ニセの外務省ホームページでにせ募金(2003.7)
1日夕から2日昼にかけ、「外務省有志一同代表」を名乗る人物が、イラク復興支援のための募金名目にウェブ上でバザーを開き、電化製品などの購入を 呼びかけるニセの外務省ホームページがインターネットに掲載されていたことが分かった。同省は警視庁に通報し、プロバイダーが2日昼ごろ、 ページを削除したが、外務省HPそっくりのデザインで、同省には3日夕までに十数件の問い合わせがあった。このうち1件は数万円の被害にあったとの相談だった。
●横浜の会社員が盗撮写真を掲示板に掲載(2003.6)
インターネットの掲示板に盗撮した写真を掲載した横浜市の男性会社員が、名誉毀損の疑いで逮捕された。容疑者は、3年ほど前に箱根の大浴場で、 女性の裸体を盗撮し、インターネットの掲示板に裸体の写真9枚を掲載した。女性に友人が偶然に写真を発見し、警察に被害届を出した。
●自衛隊員がわいせつ画像をWebに掲載(2003.4)
航空自衛隊東京地方警務隊は24日、インターネットのアダルトサイトにみだらな画像を 掲載したとして、わいせつ図画公然陳列容疑で千葉県、防衛庁航空幕僚監部 の3等空佐を逮捕した。 画像に残った記録から、防衛庁内のパソコンで画像処理をした疑いがあり、警務隊が 追及している。3等空佐は、容疑をほぼ認めているという。 調べでは、3等空佐は数年前から、自宅のパソコンなどを使ってアダルトサイトを開設。ネット上で集めたわいせつ画像を掲載し、不特定多数の利用者に閲覧できる ようにした疑い。
●北海道掲示板に問題の書き込み(2002.10.19)
北海道を中心とした「北海道掲示板」に「道央自動車道Uターン出来るところある?」というタイトルでの掲示板が 立てられたいた。しかし、書き込みの内容が、料金所を通らずに高速道路をUターンできるという問題の内容であった。 また、その書き込みのIPアドレスが、旭川市役所のアドレスで、書き込んだのが職員の可能性もあり、問題となって いる。
●学校のWebに同僚の中傷を掲載し逮捕(2002.9.1)
千葉県の私立高校の男性教員が、同僚の男性が教え子の女子生徒の胸を無理矢理触ったなどと中傷を同校のWebに 書き込んだ。実際に書き込みをしたのは、教え子の事務員で、恩師に頼まれた掲載したもので、両者とも逮捕された。
●携帯リンク先に猥褻画像 (2002.8.21)
京都府警ハイテク犯罪室は、神戸市の広告業の男性を猥褻陳列の疑いで逮捕した。容疑者は、猥褻画像を置いた自分のWebサイトを 携帯メールマガジン広告欄にリンクさせ、画像を閲覧させた。1日に15万件余りのアクセスがあり、2000万円の広告収入を得て いた。
●少女猥褻画像を掲載 (2002.8.21)
名張署は、名張市の会社員の男性を児童売春禁止法違反で、逮捕した。容疑者は、10才前後の少女の猥褻画像を30枚あまりWeb上に 掲載し、自由に閲覧できる状態にしていた。5/22に通報があり、判明したが、1日に5万のアクセスがあった。
●大学のサーバーに学生がH画像を (2002.4)
ganbare   国立Y大学の学生が、学内のサーバーを使ってホームページを立ち上げ、裸の女性のわいせつ画像を掲載していたことがわかった。大学側はこの学生を厳重注意処分にし、1カ月間、学内の掃除ボランティアを課した。「ネットモラルについてほかの学生にも強く徹底させたい」としている。大学によると、サーバーは個人では利用できず、サークルや体育会などの団体だけが利用できる。学生は昨年11月から今年1月までの間、学内のサーバーにある所属サークルのHP上に画像を掲載した。このHPは他のHPにリンクしておらず、アドレスがわからないとアクセスできない。1月、学外からメールで大学側に指摘があり、調査してわかった。
 
●盗撮した女性の足の写真をWebへ(2002.5)
大阪府の男性会社員が、1000人余りのスカートをはいた女性の足をデジタルカメラで盗撮し、Webで公開していた。大阪府迷惑防止条例違反 容疑で書類送検された。盗撮しよとした所を、女性らに見つかり、それから発覚した。

●猫の虐待をWebへ(2002.5)
逮捕後、容疑者は犯行を否認していたが、専門家の鑑定などにより、容疑者が実際に猫を虐待していた事実をつきとめた。 本来、動物愛護法違反では、略式起訴で罰金刑処分になるのであるが、社会へ与える影響が大きいことにより、逮捕・起訴に 踏み切った。(2002.8)
猫の首や緒を切断した写真を7枚掲示板に掲載していた福岡市内の男性26才を動物愛護法違反で逮捕した。 福岡市から投稿した可能性が高いと動物愛好家から捜査の依頼があり、捜査を行っていた。

■勤務中のネットアクセス
●横浜市職員勤務時間中に掲示板に書き込み(2003.11)
道路係の男性主任は昨年十一月からことし八月まで、勤務時間中に職場のパソコンでインターネットに接続し、計四百二十二回にわ たって釣り関連のホームページ(HP)掲示板に書き込みをしていた。  主任は職員に貸与されているメールアドレスを記入していたため、HPを閲覧した人が八月十四日に「市の職員らしき人が職務中と は思えないほど頻繁な書き込みをしている」と指摘。本人に確認したところ、主任は三カ所のHPにアクセスし、ほぼ毎日、釣り仲間 同士と釣り場や料理法などについて情報交換していたという。
●先生が授業中に女性とメール交換(2002.10.25)
東京都の有名私立付属高校の男性教諭が授業中に知人の女性とみだらな内容の電子メールをやり取りし、その内容が生徒のパソコンにそのまま表示されて いたことがわかった。同校は「教師にあるまじき内容の私信を生徒に見せ、混乱をもたらした」と教諭を2週間の自宅待機とし、海外出張中の校長が戻り次第、 改めて処分を検討する。  同校や生徒によると、教諭は25日午前の1年生の総合学習授業で、生徒にインターネットを使った検索の課題を与え、その間、教諭用パソコンで知人女性からの メールを読み、わいせつな言葉を使って返信を作成したという。  ところが、誤って生徒用パソコンの画面を教諭パソコンの画面に切り替えてしまったため、この返信メールが一斉に表示され、約50人の生徒が騒ぎ出した。  複数の生徒によると、教諭は生徒に「知り合いの女性とメールしていた」と謝罪したという。
●内閣官房官僚が勤務中に株情報交換(2002.1)
 内閣官房に勤務する経済調査担当官が、勤務時間中に職場のパソコンを使ってインターネット上の掲示板で株投機に関係する情報交換を行っていた。本人も認めており、総務官室は職務専念義務違反にあたるとして、この担当官を近く処分する方針だ。書き込みの内容としては、自ら株取引を行っていることに触れているほか、「大型倒産がいくつか出て世の中が真っ暗なムードになってきたときが(株購入の)チャンス」などと書いていたという。総務官室では、「インサイダー取引の疑いがあるかどうかは現在調査中」としている。

 厚生労働省の外郭団体「日本労働研究機構」によると、企業の1/3以上でインターネットの私的利用に対して監視を実施しているとうこです。具体的な監視内容としては、メールやホームページの利用状況の履歴の保存が大半のようである。

●勤務中に職場のパソコンから先物取引 (2002.2)

K県立高等S校の男性課長が勤務時間中に職場のパソコンで総額約1億円に上る先物取引をしていたとして、県は8日、この課長を減給10分の1(6か月)の懲戒処分とした。また、課長への監督を怠ったとして、校長を文書訓戒、副校長を口頭訓戒処分とした。同県によると、課長は昨年6月から11月までの間に69回にわたり、業務用パソコンを使い、インターネットを通じて小豆や金などの先物取引をしていた。1回当たりの売買額は100万―200万円で、取引総額は約1億円。損失と利益はほぼ同額だったという。課長は「金もうけに興味があり、以前からプライベートでは相場をやっていた。恥ずかしいことをした」と話しているという。
昨年10月、同県情報システム課が、この課長のパソコンから外部のインターネットサイトへのアクセス件数が異常に多いことに気づき、発覚した。

●外務省の幹部、愛のメール掲示板へ(2002.3)
 
 外務省の職員が、パソコン操作のミスで「僕のメールを楽しみにしてくれると思うと、時間も忘れて張り切ってしまう。これも『恋の病』の一環かな?・・・」というメール用の文面を、職員閲覧用のネットワークに流し掲示板に掲載されてしまった。
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